常滑大甕(とこなめおおがめ) | ||
出土地:山倉古墳群(やまくら) 遺跡所在地:西広(さいひろ) 遺構:1号土壙墓 時代:12世紀末〜13世紀初頭 解説:第4型式の大甕です。2種類の格子目を刻んだ工具で押印帯を6条めぐらしています。頸部内面はやや膨らみ、口縁端部に未発達の横帯を持ちます。 甕棺として利用され、老齢女性の骨が入っていました。再葬か直葬かはわかりませんが、遺体を直接納めることが可能なサイズではあります。養老川沖積平野を臨む古墳の墳頂付近に埋められており、中世前期の集落を見下ろす特別な場であったことが窺えます。現在は所在不明ですが、銭も納められており、六道銭としては古い事例になります。 |
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