電脳展示室
渥美産片口鉢(あつみさんかたくちばち)
御社2号墳渥美片口鉢 出土地:姉崎宮山遺跡(あねさきみややま)
遺跡所在地:姉崎(あねさき)
遺 構:御社2号墳
時 代:平安末期(12世紀)
解 説:愛知県の渥美半島一帯で焼かれた釉薬を施さない陶器で、口径24.6cm、底径12.4cm、最大径26.0cm、高さ12.4cmあります。
 全体に球状のフォルムで、低く安定した高台を貼り付けています。
 平安時代末期の12世紀に流通したもので、内面が擦れていることから、ある程度の期間、実用に供されたようです。
 昭和63年(1988)、姉ア神社境内にある御社(ごしゃ)2号墳から、本品と常滑広口壺(3型式)・渥美産壺・カワラケが発見されました。
 上記の壺2点は経の埋納容器と考えられており、本品も、いずれかの蓋に転用されたのでしょう。
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