銅鈴(どうれい) | ||
出土地:荒久遺跡B地点(あらく) 遺跡所在地:惣社(そうじゃ) 遺構:竪穴住居跡 時代:平安時代前葉 解説:銅製の鈴です。 高さ3.3cm、幅2.7cm重さ14.9g、厚さ0.92mmを測ります。 均整のとれた形状と、鋳付けの跡も見えない仕上げは、金工の技術の高さが伺える優品といえるでしょう。 中には鉄の玉が入っており、当時の音色を感じさせます。 この鈴は荒久遺跡B地点SI-161という平安時代前葉の竪穴建物跡から出土しています。 隣の上総国分僧寺跡からも時期不明の鈴1点が出土していますが、出土例の多い遺物ではありません。 千葉県佐倉市井野城跡出土例のように表面に魚子(ななこ)という円形の模様が鍍金された個体もあります。 鈴の繊細なたたずまいは仏具としての使用を想像させます。 |
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