平成21年度情報拠点づくり事業
土器をつくろう
実施状況
 去る10月17日(土)、体験講座「土器をつくろう」の焼成過程を行いました。
 行った作業は土器の野焼きです。
 みんなで作った作品が焼きあがる様子をご覧ください。
焼く前の作品
 3週間影日干しし、乾かしました。
 土器が少しでも湿っていると、焼くときに割れてしまうので、乾燥には時間をかけます。
 10月17日朝、土器焼き会場で準備を進める職員。
 マキを置く台を木材で組んでいます。
 マキを並べて点火。
 最初は焚き火だけ。
 土中に湿気があると、土器が割れるためで、周囲の地面まで十分に熱を通します。
 周囲が暖まり、湿気が飛んできた頃合で、焚き火のまわりに土器を置きます。
 土器を置く台を作っているところ。
 土器をならべます。
 いきなり焚き火に放り込むと割れてしまいます。まずは火のまわりで少しずつ暖め、土器に残った水分を飛ばし、土器自体を暖めることで急激な温度変化を抑えます。
 縄文時代の土製品を模した作品群。今回はベンガラと呼ばれる赤色顔料を使ってみました。
 土器は時々回転させ、まんべんなく火に当てます。
 かなり熱くなった状態です。
 土器を作った子供たちが会場に到着。
 いよいよ土器を火の中に入れます。
 焚き火の周囲は覆面をしないと近づけないくらい熱くなっています。
 焚き火はいったん火を落とし、オキの状態にします。
 その上に土器をならべていきます。
 また徐々に火力を上げていきます。
 土器を焼いている間、子供たちには火起こしを体験してもらいました。
 棒と板をこすりあわせて発火させる方法です。
 見本を示す職員。
 火がつきました。歓声が上がります。
 この後、参加者全員が発火に成功しました。
 火起こしをしている間に、土器もかなり焼けてきました。
 もうすぐ完成です。
 自分たちの作品に目がいきます。
 うまくできているかな。
 今回はオキで焼き芋も作ってみました。
 焼き上がった作品。
 一部割れてしまった作品もありますが、だいたいうまくいきました。
 お芋もおいしく焼けたようです。
記念撮影。お疲れ様でした
焼きあがった作品は、10月31日(土)午前中、「上総まほろば祭」で展示され、午後1時過ぎから製作された方々にお渡しする予定です。