歴史博物館 開館プレイベント
「縄文の貝ブレスレット(貝輪)をつくろう」
をおこないました。


 埋蔵文化財調査センターでは、例年、夏休みに、鴨川の海に出かけ材料集めから体験する「縄文の貝アクセサリーづくり」、貝輪(かいわ)や勾玉(まがたま)、泥めんこなどをつくる「ものづくり体験」を実施してきました。ここ最近は、コロナ禍や荒天の影響で中止しており、今夏もコロナ禍に加え、会場としていた埋蔵文化財調査センターが博物館建設工事の関係で使用できず、実施を検討してきました。
 今回、中央図書館との共催で、同館の講座室を会場に、上記イベントとして久しぶりの開催となりましたので、その様子をお知らせします。
「縄文の貝ブレスレットをつくろう」チラシ
会場の様子
「貝輪」って何?


 令和3年7月28日水曜日、午前・午後の部に分け、小学生親子対象に「貝輪づくり」体験講座をおこないました。当日参加者は16組、子ども23名・大人16名の総勢39名でした。小学1年生から6年生の親子などが、夏休み最初のひと時を、市原の縄文人に想いを馳せながら過ごしました。



 会場には、現在の貝で復元した様々なかたちをした、色とりどりの貝輪を展示、その中で「ベンケイガイ」がいかに魅力的な素材だったのか、南房総鴨川の海岸に貝が打ち上がる様子を記録した映像などを視聴しながら学びました。
映像での説明現生貝を使った貝輪複製品の展示
種類の違う貝輪の比較(左) / 現生貝を使った貝輪複製品(右)
石や鹿角を使った貝輪の作り方のレクチャー貝を割り、穴を広げる作業
石や鹿角を使った貝輪の作り方を学ぶ(左) / 貝を割り、穴を広げる作業(右)

 レクチャーのあとはいよいよ実技、石やシカの角など縄文人が使っていたのと同じ道具と方法で、貝輪づくりにチャレンジしました。作り方のコツをしっかり教わったので、最後は全員、見事な貝輪に完成させることができました。

 引率の保護者の方々にも参加していただき、その魅力を存分に味わってもらいました。皆さん、親子一緒に行う貝輪づくりを、十分楽しんでいただけたようです。
 この続きは、是非、来秋開館予定の歴史博物館、体験館にて。お待ちしています!

市原歴史博物館の外観

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