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白のポスターカラーと細い筆で注記します。黒い紙で練習してから本番へ。 国分寺台ということで上総国分尼寺跡(遺跡調査番号002)出土の古代瓦に書いてもらいました。遺物に注記しておかないと、出土した遺跡や地層がわからなくなることが伝わったでしょうか。 |
伝統的な筆による注記の後に、最新式のインクジェットプリンターでの注記作業も体験しました。「昔は大変だったんですね」の感想。「昔・・・・」。 |
続いては、石碑の文字などを写し取るときにも使われる技術、拓本(たくほん)を体験。 魚拓と違い、遺物が汚れないように、まず画仙紙という薄い和紙を濡らしながら貼ります(水色の棒はスポンジ)。立体的にうまく貼れています。 |
ほどよく乾いたところで墨を打ちます。上総国分尼寺跡から出土した本物の軒丸瓦です。 |
拓本をはがしたら、マンガ雑誌などにはさんで、乾かしながらシワをのばします。 完成した拓本は方眼紙に貼り、遺物注記や色調、特徴を記入してもらいました。ここで改めて注記の意味に気づいてもらえたようです。 |
発掘調査報告書にそのまま掲載できそうな作品が完成しました。作品は記念に各自、持って帰ってもらいました。 |
職場体験に来た皆さん、お疲れ様でした。埋蔵文化財調査センターがどういう仕事をするところなのか、実際に作業することでより深く理解してもらえたと思います。もし将来こんな仕事をしてみたいと感じてもらえたのであれば、うれしいです。 体験講座などのイベントもありますので、機会があればまたセンターに遊びに(?)来てください。 |