平成25年度 いちはら埋文(まいぶん)講座
第1回 いちはら最古のムラとその暮らし −天神台遺跡展の見学と解説1− |
平成25年5月11日(土)に、今年度第1回目の「いちはら埋文講座」を開催し、54名の皆さんにご参加いただきました。 今回の講座では、6月29日まで開催している特別展示「いちはら最古の貝塚とムラ」のなかから、天神台遺跡をはじめとする市内縄文時代早期の「ムラとその暮らし」にスポットをあてて取り上げました。 |
受付の様子 |
当日はあいにくの悪天候でした。 前回の講座(1月19日)から時間も経ち、市広報やホームページのご案内がどの程度開催が周知されているのか、各種の不安要素から参加人数を読めませんでした。しかし、ふたをあけてみれば、定員を超える54名の参加があり、初回としては大盛況でした。 |
講座の様子 |
最初に国分寺台の調査経緯や「王賜」銘鉄剣などの重要な遺物の紹介を行い、その後に天神台遺跡の集落について、整理作業を通して判明した事例の解説をしました。 早期と前期の集落が、それぞれ直径200mほどの分布をもちながらもお互いに重ならない状況や、早期の大型住居のあり方について、興味深い事例の数々を紹介しました。また、市内の早期集落の事例として、最古のムラの新井花和田遺跡や天神台のムラと同時期の奉免上原台遺跡の集落を紹介し、天神台のムラがいかに大規模であるかを実感していただきました。 |
エントランスホールでの展示解説の様子 |
参加者の皆さんは、職員による見どころのポイントを聞きつつ、熱心に展示に見入っていました。 |
次回は「いちはら最古の貝塚と海」と題して、引き続き天神台遺跡の成果を詳しく紹介します。 6月8日(土)開催になりますので、是非お越しください。 |