ここまでわかった市原の遺跡 第3回発表会
 「いちはら最古の貝塚とムラ」を開催しました。

 
 おかげさまで、この事業も3回目を迎えることができました。まだ3回目ですが、前回、前々回の反省を生かすべく、様々な試みを盛り込みました。
 
 今回クローズアップした「天神台遺跡」は、縄文時代早期から前期にかけての集落跡と貝塚です。

YOUホール外観
 今回の会場は市原市勤労会館。別名「YOUホール」です。3階にある多目的ホールの収容人員は325人! 前回までの会場は120人が限界でしたので、魅力的なスペックです。しかし、どれくらい席が埋まるのか…主催側としてはやや心配でした。
クリックするとチラシを閲覧できます
 発表会にあわせて制作したポスター・チラシのデザインは、職員と整理補助員による合作です。
受付の様子
 晴天に恵まれましたが、厳しい寒さと強風のため、予定時刻の10分前に開場しました。入り口ですでにお待ちいただいていた皆さんが、次々と入場されます。
配布した発表会要旨
 発表会の配布資料です。オールカラー13ページ。これが無料ですから、手前味噌ですがかなりお得ではないでしょうか。情報量も豊富です。
会場内の様子
 座席はひな壇状になっているため、最後列からでも視界は良好です。
会場内の様子
 開演5分前の様子です。参加者は約200名。まだ100名は入れるはずですが、かなり混み合っている印象です。
教育長挨拶の様子
 本市教育長白鳥秀幸による主催者あいさつの様子です。
ステージの様子
 発表・特別講演の設備です。スクリーンが大きく、後方からもよく見えましたが…。映像の作り方の問題で、微妙な色調は見えづらいことが判明。アンケートでもご指摘いただきました。次回から改善が必要です。
発表を行う当センター職員
 最初の発表は当センターの忍澤成視。今回の企画の中心となる天神台遺跡の整理・報告担当です。西広貝塚祇園原貝塚など、市内に多い縄文時代後期の大型貝塚との比較から、天神台遺跡の特徴を解説しました。
発表を行う当センター職員
 続いての発表は当センターの牧野光隆。天神台遺跡と前後する新井花和田遺跡や奉免上原台遺跡など、縄文早・前期遺跡の調査事例を発表しました。独特の間で、会場に笑いをもたらしました。
講演開始を待つ金子浩昌先生
 特別講演の講師は、東京国立博物館特別研究員の金子浩昌先生です。天神台遺跡のみならず、市内の貝塚調査では古くから指導をしていただいている、動物考古学の第一人者です。
講演中の金子浩昌先生
 動物の解体や分配、骨角製品の素材や加工など、骨から得られる情報により、当時の生活の一端を垣間見ることができました。また、東京湾の湾口部に位置する横須賀市吉井貝塚や湾奥部に位置する船橋市飛ノ台貝塚との比較を通じて、天神台遺跡の特徴にも触れていただきました。
展示会場の様子
 午後からは埋蔵文化財調査センターに移動して、特別展示の見学です。YOUホールからは無料シャトルバスを運行しました。会場が狭いため、かなり混雑した状態です。帰りのバスの時間もあり、駆け足の見学になってしまったのが残念ですが、個別に質問をされているかたも多く見られました。 
縄文早期の貝層剥ぎ取り断面
 炉穴に堆積した貝層から採取した「剥ぎ取り断面」を展示しています。これだけ残りのよい早期の貝層は稀少です。
新指定の灰釉花文浄瓶
 総合案内スペースでは、指定文化財の展示も行いました。今年度新たに、荒久遺跡出土の灰釉花文浄瓶山倉1号墳出土埴輪の2件が市の指定文化財になっています。
新指定の人物埴輪
 こちらは山倉1号墳出土の筒袖表現の人物埴輪です。
映像資料視聴の様子
 2階では映像資料の視聴を行いました。内容は山倉1号墳出土埴輪と、昨年話題になった牛久石奈坂1号墳のその後の調査成果を加えた映像です。
展示会場の様子
 今回の発表会では、数多くの皆さんにご参加いただき、誠にありがとうございました。
 特別展示は 6月28日 まで開催しています。土日祝祭日は休館になりますが、当日来られなかった方や、改めてゆっくりご覧になりたい方は、是非お越しください。

 当ホームページでは「特別展 いちはら最古の貝塚とムラ」として、展示内容を少しずつ紹介していきたいと思います。また、「いちはら埋文講座」でも関連した内容の講座を予定していますので、こちらもご期待ください。
上総国分尼寺跡 上総国分尼寺跡 南中台遺跡 荒久遺跡 祇園原貝塚 南田瓦窯跡群 神門墳丘墓群 上総国分僧寺跡 上総国分僧寺跡 荒久遺跡 南中台遺跡