弥生時代中期〜終末期 | 御林跡遺跡 おはやしあと | |
御林跡遺跡は国分寺台地区の西縁部に広がる弥生時代以降の集落遺跡です。多数の竪穴住居跡とともに方形周溝墓が検出されています。特徴的な遺物には、有角石斧・板状鉄斧・銅釧・タタキ仕上げの甕などがあります。とくに南調査区の方形周溝墓の中心埋葬施設からから出土した銅釧は、腕に装着した状態で検出されており、大変興味深い資料です。 御林跡遺跡では弥生時代中期の終わり頃からムラがいとなまれますが、それ以降も長平台遺跡など国分寺台地区の西縁部では古墳時代まで生活の跡が活発に残されるようになります。 (航空写真:北調査区) 『市原市辺田古墳群・御林跡遺跡』(財)市原市文化財センター2004年 |
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