遺跡ファイル

縄文時代後期 菊間手永貝塚 きくまてながかいづか
 縄文後期の大きな貝塚は、海岸線から遠く離れた場所にもありますが、この貝塚は魚や貝の漁を行った海岸を直接見下ろすことができる位置にあります。遺跡の近くから入り込む谷の奥には能満上小貝塚や能満分区貝塚があります。きっと、これらの集落は深い関係にあって、それぞれの立地にあった役割を分担していたことでしょう。集落の一角には、埋葬された人骨が89体分も見つかった墓地がありました。また、遺跡からは、変わった形をした土製品も出土しています。
 菊間手永貝塚の出土遺物の一部は、菊間小学校郷土資料室に展示されています。
『菊間手永遺跡』(財)市原市文化財センター1987