暮らしを守る
更新日:2014年6月20日
消防の業務内容
市町村は、当該市町村の区域で発生した災害に対し、自ら消防の責任を果たさなければならないとされております。そして、消防局では、火災、自然災害などの様々な災害が発生すると、消防隊、救急隊が迅速に現場に出場して災害に因る被害を最小限に抑えるため活動を行い、24時間体制で市民の暮らしを守っています。
消火活動
火災を消火する仕事です。24時間体制で勤務しており、火災が発生すると消防車で出場し、迅速な消火活動を行います。
救助活動
火災や交通事故、自然災害などあらゆる災害において人命救助を行います。
市原市における救助業務は、昭和42年11月はしご車(24m級)を購入し、救助隊の前身であるはしご隊を結成「現八幡消防署に配備」したのが始まりです。
現在、5消防署に救助工作車(3型救助工作車1台、ポンプ付2型救助工作車4台)を配備し、救助活動の充実に努めております。なかでも、五井消防署の3型救助工作車、高度救助隊員は、国内で発生した大規模災害等における援助体制として、緊急消防援助隊に登録されており平成16年10月に発生した新潟県中越地震に派遣されました。
また、平成13年4月1日からは、国外で地震などの大規模災害が発生した場合にも海外の被災国で人命救助活動を行う「国際消防救助隊」に消防局高度救助隊員の中から6名が登録されております。
救急活動
救急活動は、急病や予期せぬ事故により怪我を負った人に救急処置を施しながら医療機関まで搬送します。
現在、6消防署・3分署の全てに救急車(高規格救急車9台)と救急救命士を含む資格教育を修了し専門的な知識を持つ救急隊員が配置されております。
また、高齢化社会、疾病構造の変化及び交通事故の増加に伴うCPAOA(病院到着時心肺停止状態)患者の救命率の向上を図るため、平成6年2月から帝京大学医学部附属市原病院より救急救命士が医師からの具体的な指示又は専門的な医療情報の提供を受けるため、病院の集中治療センターに専任医師を配置し、指示体制の強化を図り、更に平成8年4月1日から24時間体制で救急救命士、救急隊への指示体制を確立し、救命率の向上に効果を発揮しています。
通信指令業務
現在、千葉県北東部・南部地区の本市を含む20の消防本部で「消防指令事務協議会」を構成し、千葉市消防局内に「ちば消防共同指令センター」を設置しました。これに伴い本市の通信指令業務を「ちば消防共同指令センター」に移行し平成24年12月4日より運用を開始しています。また、通信指令業務に従事する消防職員として本市から平成25年4月1日現在、8名が出向しております。指令業務の共同運用の効果として業務を効率化するとともに、各消防本部の連携及び情報の一元化を可能とし更なる総合応援体制の充実強化が図られているほか、119番通報、受付の強化が図られ、あらゆる大規模災害への対応強化を実現しています。
大規模災害時の応援出場
市原市消防局は、通常、市原市内の災害対応のため消防隊などが出場しています。しかし、他のまちで大規模な火災、自然災害など被害の大きな災害が発生した場合、消防組織法に基づき結ばれている応援協定や緊急消防援助隊の要請によって市外についても出場します。また、国外で発生した災害についても国際消防救助隊として被災国へ出場することがあります。
