クリミア・コンゴ出血熱について
更新日:2017年6月30日
クリミア・コンゴ出血熱については、平成28年9月にスペインの首都マドリッドにおいて、西ヨーロッパで最初の国内感染例の発生が確認されたことから注意喚起を行いましたが、今般、モーリタニアにおいてもクリミア・コンゴ出血熱の発生が確認されたことから、改めて海外渡航者に対し注意喚起を行っているところです。
クリミア・コンゴ出血熱に関しては、ウイルスを有するマダニに咬まれること、ウイルスに感染した動物や人の血液等に接触することを通して感染することが知られており、スペインを含めた発生地域に渡航される際には、ダニに咬まれない、家畜などにむやみに触れない等の予防措置を講じるとともに、もし発生地域から帰国し、疑わしい症状がある場合には、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
○感染経路:ウイルスを保有したマダニに咬まれたり、感染動物(特にヒツジなどの家畜)と接触したりして感染する。
○主な症状:2~9日の潜伏期ののち、発熱、関節痛、発疹、紫斑(出血)、意識障害など。
○感染予防:草の茂ったマダニの生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける。また、家畜などにむやみに触れない。
