四種混合ワクチンの一部ロットの自主回収に伴う抗体検査及び追加接種に関するお知らせ
更新日:2019年9月24日
四種混合ワクチンの一部ロットのワクチンの自主回収について
四種混合ワクチンの一部ロットのワクチンにつきまして、四種混合ワクチンの有効成分の1つである不活化ポリオウィルスの抗原量が有効期間内に承認規格を下回ったため、当該ロットのワクチンをワクチンメーカーが自主回収したと、厚生労働省より情報提供がありました。
なお、当該ロットのワクチン以外については、抗原量が承認規格を満たしていることが確認されています。
製造番号 | 製造年月日 | 有効期限 |
---|---|---|
4K23A | 2017年3月9日 | 2019年6月8日 |
4K23B | 2017年3月10日 | 2019年6月9日 |
4K23C | 2017年3月11日 | 2019年6月10日 |
4K24A | 2017年5月10日 | 2019年8月9日 |
4K24B | 2017年5月11日 | 2019年8月10日 |
4K24C | 2017年5月12日 | 2019年8月11日 |
市原市における市内協力医療機関での当該ロットの使用期間は、平成30年10月10日から令和元年5月28日までです。
当該ロット製品の安全性、有効性については問題はありません
当該ロットのワクチンに関する安全性に影響があったという報告はありません。
承認規格を下回ってはいるものの、ポリオウイルスに対する抗体を獲得できることが示されています。
当該ロットのワクチンを接種された方の中で有効性に不安を感じ、抗体検査を希望される方に対しては、ポリオの抗体検査及び必要に応じて不活化ポリオワクチンの追加接種を無料で受けることができます。抗体検査を希望する場合は、当該ロットのワクチンを接種した医療機関へご相談ください。
ポリオ抗体検査について
抗体検査を希望する場合は、抗体検査の評価や今後の定期接種スケジュールへの影響を回避するため、四種混合ワクチンの4回接種終了後4週間以降に抗体検査を実施することが勧められています。
不活化ポリオワクチンの追加接種について
ポリオの抗体検査の結果、ポリオの追加免疫が必要と判断された場合には、追加接種をご検討ください。
ワクチンは、不活化ポリオワクチンを使用します(4種混合ワクチンは、5回以上の接種が認められていません)。
健康被害の救済については、定期接種と同様に、予防接種法による健康被害救済制度が適用されます。
そのため、接種時に使用した予診票が、医療機関から市原市に提出されますので、ご了承ください。
不活化ポリオワクチンの接種後の注意点
- 接種当日は激しい運動をさけ、接種部位を清潔に保ってください。
- 接種後は、健康状態によく気をつけてください。接種部位の異常な反応や体調の変化、高熱、けいれんなどの異常を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
- 接種後に、アナフィラキシー(皮膚のかゆみ、じんましん、息苦しい、どうき、意識の低下など)がおこることがあります。アナフィラキシーは通常接種後30分以内におこることが多いので、この間接種施設で待機するか、すぐに医師と連絡をとれるようにしておいてください。
- 他の医師を受診したり、他のワクチンを接種したりする場合は、必ずこのワクチンを接種したことを医師、薬剤師または看護師に伝えてください。
- 主な副反応は、接種部位の発赤、腫れ、痛み、発熱、傾眠状態、易刺激性で、まれに、ショックやアナフィラキシー、けいれんがみられることがあります。異常を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
