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ふるさと市原の郷土料理「太巻き祭りずし」

更新日:2020年6月18日

市原市で生まれ育った人なら誰でも一度や二度は見たこと、食べたことがある「太巻き祭りずし」。

まさかの甘い出会い

私が、初めて「太巻き祭りずし」と出会ったのは、妻の実家のお祭りでした。他県から移住した者にとっては見たこともないめずらしい食べ物。のり巻きしか知らない私にとって、玉子焼きに巻かれた巨大な太巻きの大きさと太さにビックリ、おいしそうなので一口食べてみました。当時の太巻きのご飯は、酢飯と言うより、甘飯?でピンクのでんぶも入って、お酒と一緒には勘弁してほしい食べ物でした。
後から妻に聞くと、お祭りが終わったあとに、お客さんに風呂敷に包んでお土産に持っていってもらうしきたりがあるとのこと。日持ちを考慮して甘くしていることが分かりました。
今から、約40年ほど昔の話です。
その後、徐々に作る人の高齢化もあり、だんだんと「太巻き祭りずし」を見かけることが少なくなり、お祭り自体も縮小されていきました。

太巻き祭りずしのドン

20年ほど前に、ふとしたことから「太巻き祭りずし」を調査・研究をしている龍崎英子さんと知り合うことができました。公民館やコミュニティーセンターで開催される太巻き祭りずしの講師のほとんどは、龍崎さんのお弟子さんかそのまたお弟子さんだとか。
龍崎さんは、20歳過ぎで太巻きと出会い、現在90歳。今でも元気にあっちこっち飛び回り、太巻きの啓蒙に努めている千葉県の「太巻き祭りずし」のドンです。
私は、龍崎さんの、お人柄と太巻きずしに惚れ込んで、ビデオカメラで記録させてもらうことにしました。

県内でも盛んなエリア

「太巻き祭りずし」は、2007年、農林水産省が主催した全国の郷土料理100選において、千葉県では「イワシのごま漬け」とともに、100選に認定されています。県の代表的な食べ物ではありますが、とくに盛んなエリアは、市原市から茂原・勝浦と木更津エリア、千葉・東金・成東(山武)エリアです(コメント欄の地図のピンクのエリア)。県北と県南は、そう盛んではないことが分かります。

太巻きの歴史と千葉県での発展

太巻きの始まりは、1800年頃。庶民には高価で手に入りにくい「のり」は使わずに、大葉でご飯を巻いていたのが始まりのようです。その後、「太巻き祭りずし」は、時代とともに、食材や文様を変えて現代まで、続けられてきました。
千葉県で太巻きが発展したのは、豊富な食材にも関係があるようです。お米・のり・たまご・ほうれん草など、ほとんどの材料が県内で手に入ります。「地産地消」が当時からあったわけです。ただ一つだけ、太巻きに欠かせない食材があります。それはかんぴょう。かんぴょうだけは、栃木県から取り寄せになります。

失われかけた作り方

太巻き祭りずしの基本は、海苔巻きと、卵巻き。姑さんからお嫁さんに代々引き継がれ、当時は見様見真似、口伝えでしたので、教える方も、習う方も覚えるのが大変だったでしょう。
私と同じく太巻き祭りずしに惚れた、当時20代の龍崎さんは、九十九里や東金・成東地区で太巻き作りをしているおばあちゃん達を訪ねて歩きました。そして話を聞きながら文字に起こし、廃れそうになっていた「太巻き祭りずし」の調査・研究を何十年も続けて、誰でも簡単に作れるようにマニュアル作りに励みました。そのおかげもあり、今では誰でも簡単にレシピを見れば作れるようになりました。

広がった太巻き寿司

のりで巻く太巻き祭りずしは、すし飯の量が400gで7等分に切り分けます。卵巻きの場合は、すし飯600gで8等分。これが龍崎さんの研究の結論でした。のりのグレードもけっして高級品ではなく、値段の手ごろな中級品で十分。巻きやすく、切り口も綺麗に仕上がることが分かりました。
文様は、昔は花のデザインがほとんどでしたが、動物や文字も加わり最近はキャラクターが人気のようです。今では、学校給食や老人ホームなどでも「太巻き祭りずし」を見かけ、子どもたちやお年よりからも喜ばれていまます。

市原市の食文化として後世へ

キャラクター弁当が流行ったこともあり、公民館で「太巻き祭りずし」の講習会は特に人気のよう。順番待ちとか、いつも抽選で外れてしまうとかよく聞く話です。これも、龍崎さんや一緒になって協力してくれたグループの人たち、今や故人となった農家のおばあちゃん達、先人の知恵のおかげです。
食育は大切なこと。作って楽しく、食べて美味しい「太巻き祭りずし」をこれからも市原市の食文化として、大事に残していきたいものですね。

作ってみよう、桃の花

初心者講習会で人気の、「桃の花」の巻き方です。

新規ウインドウで開きます。桃の花(太巻き祭りずし)の巻き方(外部リンク)

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市原市国分寺台中央1丁目1番地1 第1庁舎4階
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