いちはら学
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市原市 防災・安全90①事前の備え②自主防災組織③地区防災計画災害への備えとして、どのような準備が必要でしょうか。1)指定緊急避難場所切せっ迫ぱくする災害(地じ震しん、洪水、土砂災害、高潮、津つ波なみ)から避難する場所。2)指定避難所住居が被ひ災さいした住民等が一時滞たい在ざいする施設。★「マイ・タイムライン」を実際に作成しよう。★食料・水は、最低限3日分、可能な限り1週間分を備蓄しよう。★市原市や地域の防災訓練に参加しよう。市原市では、洪こう水ずいや土ど砂しゃ災害など各種災害のハザードマップ①を作成しています。事前に災害の発生要因や住んでいる地域の災害リスクを把は握あくするとともに、指定緊急避難場所1)・指定避難所2)や安全に避難できるルートを検討して、災害時における適切な避難行動②につなげることを目的としています。また、大雨や台風などの風水害に備えて、一人一人の生活の状況に合わせた避難行動(自分の逃げ方)を時間の流れに沿って整理する「マイ・タイムライン③」を考えておくことも大切です。災害時には市からメールや防災行政無線で避難情報などが発信されます。いざというときにすぐ行動できるよう、ハザードマップを確認する、マイ・タイムラインを作成するなど、日ひ頃ごろから災害に備えておきましょう。震災などの広域災害では、消防や警察などが直ちに全ての災害現場に向かうことはできません。そこで、自分や家族の安全が確保された後に、周りの人と協力し合って地域を守る「共助」が必要です。その活動の一つが「自主防災組織」で、地域の人たちが互いに協力・連携して「自分たちの地域は自分たちで守る」という考え方に基づき、災害から地域を守るために活動する組織です。自主防災組織は、日頃から、防災啓けい発はつ・防災訓練・防災資機材の備び蓄ちくや点検などの防災活動に取り組み、災害時は、避難誘ゆう導どう・初期消火・負傷者の救出や救護・情報収集や伝達・給食や給水活動などを行います。市原市では、さまざまな地域特性に応じた実効性の高い防災対策を図るため、町会、自主防災組織、民生委員、消防団、学校関係者など、多様な主体が参画する地域の自発的な防災活動に関する計画である「地区防災計画」の策定を推進し、さらなる地域防災力の向上を目指しています。2023(令和5)年11月現在、12小学校区等で地区防災計画が策定され、地域住民が主体となった防災訓練などが行われています。(2)防災の取り組み?

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