市原市とサッカー市原市は、1973(昭和48)年若わか潮しお国体を機に、中学校や高校にサッカーの指導者を置き、子どもたちが気軽にサッカーを始められる環境を整えました。現在も、サッカーのまちとして環境整備を進め、中でも、天然芝しばが評判の市原スポレクパークは、東京2020オリンピックで男子サッカーのU-24オーストラリア代表が事前キャンプを行うなど、全国的に優れた施設として知られています。ジェフユナイテッド市原・千葉82①ジェフユナイテッド市原・千葉市原市のスポーツチームは、地域のためにどのような取り組みを行っているでしょうか。★ジェフユナイテッド市原・千葉が行っている社会連携活動を調べよう。★市原市にはどんなサッカー施設があるか、調べよう。ジェフユナイテッド市原・千葉①②は、1993(平成5)年Jリーグ開幕時の10チーム、「オリジナル10」に名を連ねるプロサッカーチームです。1992(平成4)年から市原市をホームタウンとして活動し、2003(平成15)年からは千葉市もホームタウンとなりました。2003(平成15)年にはイビチャ・オシム氏が監かん督とくに就任し、ホームスタジアムであった市原臨海競技場(現在のゼットエーオリプリスタジアム)では、ホームゲームで負けない「臨海不敗神話」や、Jリーグヤマザキナビスコカップ優勝③など数多くのドラマが誕生しました。クラブには、トップチームのほか、レディースチーム④があり、2017(平成29)年にはプレナスなでしこリーグカップ優勝⑤を果たし、2021(令和3)年からは日本初の女子プロサッカーリーグであるWEリーグを舞台に戦っています。クラブは試合だけでなく、地域や社会の課題に、地元の行政や企業・団体や地域の人々と連携して取り組む「社会連携活動」も行っており、サッカー・スポーツの普及のほか、家庭で余っている食品を回収するフードドライブや障がい者支援⑥など、さまざまな活動をしています。また、住んでいる人々がまちに愛着や誇りを感じられるよう、クラブが地域をつなぐネットワークの中核として、人と人とがつながっていくような活動に参加しています。また、ジェフユナイテッド市原・千葉のホームタウンとして、クラブと協力し、市民と選手が触れ合えるイベント⑦の開催や、保育所・幼よう稚ち園えん・小学校へのコーチ派遣など、スポーツに親しむ事業を実施しています。プロのコーチにサッカーを教えてもらう機会は他市ではあまりないことで、地域のスポーツ振興に大きく貢献しています。(2)市原市のスポーツチーム?
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