いちはら学
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7スポーツスポーツ?※「手ぶらdeゴルフ」は、よみうりスポーツ株式会社の登録商標です。80①市原市のスポーツ推進施策②ゴルフの街いちはらスポーツを通してどのようなまちづくりを目指しているでしょうか。市原市では2017(平成29)年に「市原市スポーツ推進計画」を策定し、市民がいちはらに愛着と誇りを持ち、スポーツが日々の生活の一部となるよう、「ひとと地域のかがやきが育む いちはらのスポーツ文化」を基本理念に掲げて、スポーツ推進施策に取り組んできました。2023(令和5)年に同計画を改訂し、「豊かなスポーツライフの実現」、「スポーツを通じたつながりの創出」、「スポーツによる賑わいづくり」の3つの基本方針を軸に、誰もが生涯を通じてスポーツに触れることができる機会や環境づくりを進めています①②③。また、地域でのスポーツイベントの開催、スポーツを支える人材や団体の育成、地域のつながりを育むための取り組みのほか、トップスポーツチームとの連携や地域資源を生かした施策の展開など、スポーツによる地域の賑わいづくりや交流人口・関係人口の拡大に向けた取り組みを進めています。市原市には、緩ゆるやかな丘きゅう陵りょう地帯があり、東京に近いことなどからゴルフ場開発が積極的に進められてきました。現在、全国最多を誇る33のゴルフ場があり、年間約175万人(令和4年現在)の利用者が訪れています。プレーヤーがゴルフ場に支払うゴルフ場利用税として約6億7300万円の歳さい入にゅう(令和4年度)が市にあるほか、返礼品としてゴルフ場プレー券がもらえるふるさと寄き附ふには、約1億3700万円が寄せられており、ゴルフは市を支える産業にもなっています。2023(令和5)年には、「市原市ジュニアゴルフオープン④」の開催や、日本プロゴルフ協会(PGA)、PGA千葉プロゴルフ会と連携協定を締てい結けつし、世界で活躍するプロゴルファーの育成に乗り出しました。小学生のゴルフ体験授業や、ジュニアゴルファーの練習環境の整備など、市はゴルフを通じて、市の交流人口や定住人口の獲得などを目指しています。また、2017(平成29)年から市内ゴルフ場と協力して、ゴルフ場をめぐってスタンプを集める「いちはらゴルフ場巡めぐり33」や、未経験者のための「手ぶらdeゴルフ」※、市内および近隣市町の高校生を対象にしたゴルフ場の職場見学バスツアーなど、市を挙げて「ゴルフの街いちはら」を盛り上げるための活動を進めています。(1)市原市のスポーツ振興

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