いちはら学
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▲GSSPの証あかしとして設置された「ゴールデンスパイク」62 市原市とチバニアン2020(令和2)年1月17日、国際地質科学連合(IUGS)により、加茂地区の田淵の地層が、地質年代(地球誕生以来46億年の歴史を特とく徴ちょう的な事象によって116に区切ったもの)の境界を地球上で最もよく示す「GSSP(国際境界模式層断面とポイント)」に認定されました。これにより、今まで名前のなかった新生代第四紀更こう新しん世せい中期(約77万4000年前~12万9000年前)に、「チバニアン」という名めい称しょうをつけることが決定しました。チバニアンは、「千葉時代」という意味をラテン語にしたもので、ジュラ紀や白はく亜あ紀きといった地質年代の名称に、日本の地名が採用されたのは初めての出来事です。

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