いちはら学
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…民俗・文化⃝島野・千種地区島しま穴あな神社延喜式神名帳に記載される古社で、姉神社とも関係が深く、かつては神輿が両社を行き来はいの改革でしました。拝だいらまつ平知られる松古代嶋しま穴あなの郷ごうと海うな上かみ潟がたの記憶が残る島野・千種エリア。波静かで遠浅の海が人々の暮らしを支え、海運の拠点になりました。江戸との交流でいち早く伝わった出羽三山や富士山への信仰は、今なおこの地に息づいています。島野・千種地区フィールドマップがん岩よう神社には、溶へんかる扁でん殿さだ定がく額せいかに掛政のぶの筆によるものです。信かんは、寛71富士講げんせん間で覆われて富士山を模し浅つかが築かれ、誰でも富士登山を疑似体験してた塚御利益が得られるようになっています。江戸時代には、県内で最も古い富士講がこの地で結成されました。5

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