五井大市毎年、12月1週目の土日に開かい催さいされる五井大市④は360年以上の歴史を持つ行事であり、冬の風物詩として広く市民に親しまれています。伝統的な正月用品の販売や植木市、道具市をはじめ、地元の商店や企業等の出店、ステージイベントなど、地域および商店街が協力して活性化に取り組んでいます。市原市 産業白書58①商店街の現状②商店街の活性化を目指して市原市の商業は、現在どのような課題をかかえているでしょうか。★行ったことのある商店街を挙げよう。★商店街に人が集まるようなイベントを一つ考えよう。市原市の商業は、主にJR内うち房ぼう線および小湊鐵道の主要駅周辺や住宅団地などを中心に立地し、それぞれ独自性をもって発展してきました。大規模店てん舗ぽの出店や周辺の個店の経営努力により、長ながら柄町まち、大おお多た喜き町まちなどからも客が訪れる市原商圏を形成しています。しかし、消費者ニーズの多様化、交通体系、都市構造の変化などによる、各業態間・地域間の販売競争が激化し、たいへん厳しい状況にあります。市原市は商店街①の活性化を目的として、商店会などが行う各種イベントや商店街の特色付けを行う事業②、個性的な商品やサービスの開発を支援しています。また、新規店舗や既き存そん店舗に向けた金きん融ゆう支援を行うなど、商業環境の整備③などにも努めています。各商店街では、地域の若い世代も参加し、飲食店やイベントなどを立ち上げ、商店街を盛り上げようと活動をしています。例えば、まちづくり活動に参加していた大学生のアイデアから生まれた「出張牛久商店街」という取り組みでは、小湊鐵道の里山トロッコ列車の運行に合わせて、商店街の商品をお盆ぼんにのせ、出発駅である上総牛久駅まで出向き、列車の乗客に販売する活動が行われています。(6)市原市の商業?
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