市原市田淵の地磁気逆転期地層のGSSPへの認定について
更新日:2019年2月19日
千葉セクション(市原市田淵地先の地層)のGSSP(国際標準模式地)認定について、審査の第一段階の投票で、千葉セクションが選定されました。
これまでの経過
本年6月7日、千葉県市原市にある地層「千葉セクション」が地質時代の国際標準模式地(GSSP)に認定されるよう、茨城大学岡田誠教授を代表とする22機関32名からなる研究グループが、国際地質科学連合(IUGS)の専門部会に提案申請書を提出しました。
提案の状況と内容
千葉セクションは、地質時代のうち、更新世の前期と中期の境界(約77万年前)を示しており、この境界のGSSP認定に向け、千葉セクションのほかに、イタリアにある二つの地層の申請書がそれぞれ提出されました。IUGSの審査の結果、千葉セクションがGSSPとして選定されれば、約77万年前~12万6千年前の地質時代に対する名称として「チバニアン」(「千葉時代」の意)が提案されます。
市原市の対応
田淵地先に所在する「地磁気逆転地層」が地球規模の地質時代区分境界として認定されるための第一段階を無事通過したということで、市原市としては、今後の投票の経過に対して期待を込めて見守り、最終的に認定されることを望みます。
また市原市としては、今後、世界的に希少な地層を保存保護、活用していくため、まずは当該地の国天然記念物指定に向け、必要な事務手続きをできるだけ早く整えていきたいと考えています。
現地配布パンフレット
地層のことがわかる簡単な説明資料です。
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