『夏休み体験講座』を行いました


 8月8日(土)・9日(日)の二日間、当センターにて『夏休み体験講座』を行ないました。
 子供155名、保護者を加えると346名を越える方々にお越しいただき、終日まで大盛況を博しました。

 この講座は、夏休み期間中の小学生を対象として始めたもので、今年で3回目となります。
 貝輪づくり・勾玉づくり・アンギン編み・どろめんこづくりの4講座を、1日かけて受講していただきました。
夏休み体験講座の受付 受付開始
講座開始の30分前から、期待に胸をふくらませた子供たちが集まりました。
市原市埋蔵文化財調査センターのオリジナルカンバッジ
 今年度は、講座ごとに4種類のオリジナルカンバッジを配りました。
 図柄は左上から、
 菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)
 上小貝塚(かみこかいづか)イノシシ形土製品(いのししがたどせいひん)
 勾玉(まがたま)をつけた古墳時代人
 貝輪をつけた縄文少女
 職員の手作りですが、喜んでいただけたようです。
発掘ってなあに  受講者には、財団時代に発行した学習まんが「発掘ってなあに」も配布しました。
いよいよ各講座のはじまりです
貝輪づくり
貝輪づくりレクチャー  講師の説明を真剣に聞く子供たち。
 本物の鹿の角を使うので、みんな大喜びしていました。
 まず講師が作ってみます。

 興味津々。
貝輪づくり 穴あけ  いよいよ実践。
 最初は手のひらに貝を乗せて、石でたたきます。

 これで堅い貝に穴をあけることができます。

みんなびっくり。
貝輪づくり 穴あけ  今度は鹿角を使って穴をひろげます。

 貝をたたく音がこだましています。
貝輪づくり みがき  いよいよ仕上げ。
 表面がざらざらした石で割れ口を滑らかにしていきます。
貝輪づくり 装着  完成。
 手を入れることができました。
貝輪づくり 記念撮影  完成した貝輪をペンダントに記念撮影。
勾玉づくり
勾玉づくり レクチャー  勾玉は、古代に流行した石製のペンダントです。
 まず、つくりかたについて説明。
勾玉をつくる  本当に石が削れるの?

 うまくできるかな?
勾玉づくり けずり  型紙を勾玉用の石にあてて、形を写し取ります。

 あとはその形に原料をけずるだけ。
勾玉づくり けずり  ひたすら砥石にこすりつける!

 小さいお子さんも夢中になっています。
 だんだん勾玉らしくなってきました。
勾玉づくり 仕上げ  仕上げは紙ヤスリで表面をツルツルに。
アンギン編み
アンギン編み 材料  アンギン編みは何千年もの昔からある技術のひとつです。

 今回はコースター作りに挑戦しました。
アンギン編み 編みこみ中  作業開始。
 木製の道具を使って太古の布を編み上げます。

 実は見た目より難しいです。
 ここまでは順調のようですね。
アンギン編み 失敗例  これは、ちょっと油断した昨年度のケース。
 からまって再起不能の状態です。

 今年はこのようにならない工夫として、小さい子でも楽に作業ができるように、机を使わず床の上で行いました。
アンギンを編む少女  床に直接座ることで、今年は成功率が上がったようです。
アンギンのコースター完成  できあがり。
泥めんこづくり
 泥めんこは江戸時代に大流行した子どもの遊びです。本講座では、実際に残っていた泥めんこから型をおこしておいて、受講者には粘土を詰めるところから体験してもらいました。
泥メンコづくり  まずは見本をみながら、自分の作りたいものを選んでもらいました。

泥メンコづくり 見本  見本がこれ。
 今回は「たけのこ」「鯛」「蛙」「浦島太郎」が人気でした。
泥メンコの型  これが型。ここに粘土を詰め込みます。
泥メンコづくり 剥離剤を塗る  今年は焼かなくてすむ粘土を使いました。
 粘りがあり、型から外しずらいので、剥離剤として粉を塗ります。
泥メンコをつくる女性  型に粘土を押し込みます。

 余分な粘土はできるだけ取り去るのがポイント。
 竹串を泥メンコに刺し、ゆっくり型から取り外します。

 いちばん難しい作業なので、皆さん集中しています。
 会場の一角に泥めんこの遊びのスペースを設置。

 的に泥メンコを投げる簡単なゲームですが、楽しんでもらえたようです。
来年も実施する予定ですので、ご期待ください。