第5回緊急消防援助隊全国合同訓練が実施されました
更新日:2015年12月21日
全国から緊急消防援助隊が集結!!
11月13日(金曜日)、11月14日(土曜日)の2日間にかけて、大地震が発生し、津波発生やビルの倒壊、列車の脱線事故等といったさまざまな災害を想定した消防活動訓練が、市原市をメイン会場として実施されました。
13日には養老川河川敷にて津波想定の訓練及び市原市総合防災センターにて宿営訓練が行われ、翌14日には、メイン会場の市原市スポレクパークにて総合訓練、コスモ石油株式会社千葉製油所にて石油コンビナート等災害対応訓練が行われました。
11月13日(金曜日)警防本部訓練市原市消防局
警防本部訓練の様子
11月13日午前7時首都直下地震、南海トラフ地震が連続して発生し、千葉県を震度7の地震が襲った想定で訓練は開始されました。これに伴い、市原市消防局に第5回緊急消防援助隊全国合同訓練警防本部が設置され、市内各地で地震によるエレベーターの閉じ込めや建物倒壊、コンビナート火災等の災害が同時多発的に発生した想定で訓練を実施しました。
11月13日(金曜日)宿営訓練市原市総合防災センター
宿営訓練の様子
市原市総合防災センターに全国各地から84隊約400名の緊急消防援助隊が集結し、訓練の作戦会議を実施しました。また、炊き出しや仮眠をとるためのエアーテントの設営を行いました。
消防庁長官の宿営訓練巡視の様子
総務省消防庁の佐々木敦朗長官が、各県の緊急消防援助隊の宿営の様子を巡視され、激励のお言葉をいただきました。
11月14日(土曜日)メイン総合会場市原市スポレクパーク
メイン会場では、各ブースにわかれ、ビルの座屈事故現場やトンネル崩落事故現場、列車脱線・落下事故現場等さまざまな災害を想定した訓練が行われ、通常の火災等の災害では目にする機会の少ない水陸両用バギーやトンネル等に煙が充満している際に活躍する大型ブロアー車、人体に影響のある化学物質等から身を守る化学防護服を着た部隊と、各緊急消防援助隊はあらゆる車両と資機材を駆使し、災害に対応していました。
ビル座屈崩落事故救助訓練
本市救助隊によるビル座屈現場での救助活動
津波漂流・孤立者救助訓練
航空機事故救助訓練
11月14日(土曜日)石油コンビナート等災害対応訓練コスモ石油株式会社千葉製油所
石油コンビナート災害訓練会場では、ガソリン等の危険物が入った大きな屋外タンクが火災になった想定にて訓練を実施しました。今年発足しました、ドラゴン・ハイパーコマンドユニットを中心に消火活動が実施され、本市及び三重県四日市市のドラゴン・ハイパーコマンドユニットが初めて同会場で活動しました。
ドラゴン・ハイパーコマンドユニットによる危険物タンク火災消火訓練の様子。毎分8,000リットルの放水が可能です。
海上保安庁ヘリコプターによる上空からの被害状況確認の様子
千葉市・市川市・東京消防庁の消防艇は海上から放水を実施。
終了式
第5回緊急消防援助隊全国合同訓練終了報告の様子
訓練終了式では、本市消防局長による終了報告が、総務省消防庁長官に向けて行われました。
終わりに
市民の皆様方の御理解御協力をいただき、2日間無事に終えることが出来ました。市民の皆様が安心して暮らせるまちづくりの実現のため精進して参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
また、各関係機関の皆様も御協力たまわりまして誠にありがとうございました。
この場をお借りしまして感謝申し上げます。
