消防女子インタビューその2
更新日:2020年5月8日
川崎消防士長(R2.5.8現在)
ちば消防共同指令センター出向(R2.5.8現在)
現在の業務
指令業務の様子
119番通報を受け、通報内容に沿って必要な消防車や救急車を現場に出動させるための指令を出します。その後、必要に応じて出動隊と無線で連絡をとります。
また、心肺蘇生が必要な通報であれば、電話口でその方法を説明することもあります。
志望動機
指令業務の様子
大学生のときに救急搬送されたことがあるのですが、不安に感じていた私に女性救急隊員の方が親切に対応して頂き、安心して病院を受診することが出来ました。この経験をきっかけに救急救命士になりたいと思いました。
消防士になる前のイメージとなってからのギャップはありますか?
事務作業の様子
24時間働きづめで大変なのかなと思いましたが、休憩時間があり、メリハリを持って業務を行っています。また、現場で活動するだけではなく、報告書の作成等の事務作業が多いことに驚きました。
仕事中に心掛けていること
他の消防本部との連携は欠かせない
常に冷静に、相手の立場を考えて聴取するように心がけています。指令センターでは通報者からの電話だけで災害や傷病者の状況を把握します。消防職員が業務で多く使う言葉でも、市民の方には馴染みのない言葉ということもあります。市民へわかりやすく指示や説明をして、現場の隊員へ情報を正確に伝えることが必要となります。
また、迷ったときは1人で悩むことなく、周りの職員にアドバイスをもらいます。豊富な経験と知識を持った先輩や上司との意見交換は、とても勉強になります!
女性ならではのメリットは?
勤務開始時の申し送りの様子
通報者が女性だった場合は、不安を取り除いてあげやすいところだと思います。男女問わず、通報者は不安を抱えていますが、特に女性に関しては特有の症状や疾患で、通報する方もいます。過去に女性特有の疾患の通報内容に対応し、「女性で良かったです。ありがとうございました。」と言って頂いた時は、女性管制員としてのメリットを感じました。
ちば消防共同指令センター出向の経緯や他市消防本部との関わりについて教えてください。
他の消防本部ともコミュニケーションを図っている
救急救命士としての現場活動や普通救命講習等を行っていくなかで、改めて119番通報の聴取内容の大切さに気付きました。これまでの経験を糧に、より深く消防の仕事に従事する為に指令センターへの出向を希望しました。
現在指令センターには市原市の職員が私を含めて8人在籍しています。
また、市原市以外の千葉県北東部及び南部の19消防本部の方々が勤務し、私を含めて5人の女性職員がいます。年齢は違いますが、相談しやすい職場になっていて、休憩時は仕事の話だけでなくプライベートの話もたくさんします。
休日の過ごし方
休憩中はいつも会話の中心になっている
休日は仕事を忘れて、しっかりと休むことにしています。自宅で映画鑑賞や、友人とテレビ電話で会話を楽しんでいます。
また、スイーツが好きなので、友人オススメのスイーツを食べたり、自分で作ることもあります。
今後の抱負
指令センターの業務では、緊迫した時間が続く
今よりもっと通報者の立場に立った情報聴取を行い、円滑な現場活動につながるようにしたいです。そして、指令センターで得た経験を現場での活動に生かし、救急のスペシャリストとして活躍したいです。
また、普通救命講習等で119番通報の大切さを市民に広く伝えたいです。
未来の消防女子へ
私たちと頑張りましょう!by川崎
消防はチームワークが要です。1人では出来ないことでも、周りの仲間や先輩、上司の方々がサポートしてくれますし、自分が誰かのサポートをすることも出来ます。
市原市には頼りになる女性の先輩がたくさんいます。また、女性職員を支える制度や設備も整い、バックアップ体制も強化されています。消防士になりたいという思いがあるなら、ぜひ飛び込んで来てください!全力で私達が応援します!
