任意の予防接種について
更新日:2017年4月1日
ここでは、本人や保護者の希望によって行われる予防接種のうち、乳幼児期に受けるロタウイルス、おたふくかぜの説明をします。任意の予防接種ですので、接種費用は有料です。接種費用については、接種医療機関にご確認ください。
ロタウイルスの予防接種
ロタウイルスの症状
ロタウイルスによって引き起こされる感染症で、乳幼児に多く発症します。主な症状は急性胃腸炎で、突然の嘔吐、発熱に続き、水のような下痢が起こります。脱水、無熱性けいれん、肝機能障害、腎不全、脳炎・脳症などが合併することもあります。
種類 |
対象年齢等 |
間隔・回数・接種量など |
---|---|---|
ロタウイルス1価ワクチン(生) |
生後6週から24週 |
4週間以上の間隔で2回 |
ロタウイルス5価ワクチン(生) |
生後6週から32週 |
4週間以上の間隔で3回 |
おたふくかぜの予防接種
おたふくかぜの症状
流行性耳下腺炎やムンプスとも呼ばれ、ウイルスによる全身感染症で主に飛沫感染で起こります。耳下腺のはれや痛み、発熱が続き、合併症としては、精巣炎、卵巣炎、髄膜炎、難聴を発症することがあります。
種類 | 対象年齢等 |
間隔・回数・ |
備考 |
---|---|---|---|
おたふくかぜワクチン(生) |
1歳以上 |
1回0.5ml |
日本小児科学会では2回の接種を推奨しています。詳しくはかかりつけ医にご相談ください。 |
インフルエンザ予防接種(64歳以下の場合)
インフルエンザの症状
インフルエンザは、ほとんどが自然治癒する病気ですが、肺炎、気管支炎のほか脳症、脳炎、心筋炎、中耳炎などの合併症を併発して、重症になると生命の危険がある場合があります。
種類 | 対象年齢等 |
間隔・回数・接種量など |
備考 |
---|---|---|---|
インフルエンザワクチン |
6か月~3歳未満 |
2~4週間の間隔で2回 |
接種間隔は免疫効果を考慮すると4週間が望ましい。 |
3歳以上13歳未満 |
2~4週間の間隔で2回 |
接種間隔は免疫効果を考慮すると4週間が望ましい。 | |
13歳以上 |
1~4週間の間隔で1回または2回 |
接種間隔は免疫効果を考慮すると4週間が望ましい。 |
