パラアスリート学校訪問
更新日:2020年12月1日
スポーツボランティアと二輪三脚
11月17日、車いすバスケットボールチーム「千葉ホークス」の選手たちによるパラアスリート学校訪問授業が、有秋東小学校で行われました。この授業は、東京パラリンピックを契機として、パラスポーツを通じて子どもたちへの共生社会、心のバリアフリーの理解促進などを目的として行われています。
車いすバスケットボールのルール
車いすバスケットボールは、障害のレベルが重たい選手から1.0~4.5の持ち点が定めらており、試合中に5人の合計が14.0を超えてはいけません。これは、障がいの重さに関わらず、等しく試合に出場できるようにするためのルールです。
自己紹介で田中恒一コーチは、「交通事故で背骨を麻痺した選手や人口の膝をつけている選手もいる。それぞれの持ち点を合わせると14点で力を合わせて頑張っています。来年のパラリンピックに向けて、こういう選手がいるということを覚えてくれるとうれしいです」と話してくれました。
選手たちはとてもやさしくニックネームにも親近感を感じます。
集合写真の左から川原凛選手“リンちゃん”、田中恒一コーチ“ツネちゃん”、緋田高大選手“タカちゃん”、池田紘平選手“イケちゃん”。「みなさんニックネームで呼んでくださいね」と親しみやすく声を掛けてくれました。
共生とバリアフリー
また、日常用と競技用の車いすの違いの説明や、乗り降りのときはお互いに後ろで転倒しないように支えるとの話があり、とても参考になりました。階段や段差はあらゆる場所にあり、それらはすぐに全部は整えられませんが、心の段差はなくせると思います。そういった面で、こういう授業はとても大事だと確信しています。
スポーツボランティアとして
私は、スポーツボランティアとして参加し、車いすなどの荷降ろしや選手のアテンド、子どもたちの体験補助などを行いました。
車いすは本当に重かったです。選手は、運転してきた車から日常用の車いすを降ろし乗り移ります。その後、車からまた競技用の車いすを降ろし準備をするのです。こんなに大変なことをいつも一人でこなしていると思うと、本当に尊敬しかありません。そして、試合中転倒しても自分の力で起き上がらないといけないということにたくさんの勇気と力をいただきました。
パラアスリートのお手伝いは初めてで緊張しましたが、貴重な体験でした。この体験を生かして、これからも共に生きるためのボランティア参加をできるだけしていきたいと思いました。選手たちのニックネームを覚えて、来年の東京パラリンピック、パラスポーツも盛り上がるとうれしいです。
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