旧平三小学校のおもてなし環境整備活動
更新日:2020年3月6日
地元町会・企業・ボランティア団体が心をひとつに!
いちはらアート×ミックスのオフィシャルツアーのコースの1つである旧平三小学校。見どころを事前見学するため立ち寄ったところ、駐車場にたくさんの方々が。お話を伺ってみると、芸術祭に訪れる方々をおもてなしするため、町会長さんをはじめ住民の方々や地元のボランティア団体、企業が集まり、駐車場づくりなどの環境整備を行うとのことです。
まず、正門脇を降りていくと、そこには水路のトンネルが。
川を渡って枯れ木や竹藪を運んだり、坂道の太い木を切ったりと、それは大変ハードな作業。学校の脇の広場では、まわりの草木などを撤去して、きれいな駐車場づくりに励んでおりました。
学校の裏にも隧道へとつながる別天地があり、杭を地面に打ち付けたのち、土台をしっかりさせるため踏みながら階段を作っていました。「運動靴でも楽に川沿いまで安心して歩けるようにしたい」と話すお声はとても明るくてさわやか!
川のせせらぎとホトトギスのさえずりの中で、”とんとんとん”と杭を打ち踏む姿は、まるでそのまま浮世絵のように神秘的。
「”とんとんとん♪”与作のようですね!」と言ったら、笑ってくださいました。
「どうせならボランティア活動は楽しくやらないとねー♪」
「私たちは、階段づくりなどもアートだと思っています」
と、キラッと光るお言葉に感激。すると、汗を拭きながらハンマーを止めて、『集い広場 へいさん』というボランティア団体のお話をしてくれました。
この団体は、まちサポいちはらにも登録されていて、今回のアート×ミックスでは、豚汁や炊き込みご飯、漬物などでおもてなしをしたり陶芸品などを展示販売したりする予定でした。アート×ミックスは延期となりましたが、少子化で閉校となった旧平三小に、これからもみんなが遊びに来て楽しんでもらえるように、きれいに整備するため、毎週土日に集まって作業を続けるんだそうです。
「冬は餅をついて、あられづくりもやるよ!また遊びに来てください!」と、温かいお声をかけてくださいました。
"アート×ミックスって?"
その正解がここにあることを切実に感じ、まちを愛し、なおかつ、芸術祭を盛り上げるために頑張っていらっしゃる皆さんの心と絆を精一杯伝えようと、感謝の心を抱き、旧平三小学校を後にしました。
房総里山芸術祭いちはらアート×ミックス2020(外部リンク)
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