千葉大学と包括連携協定を締結しました
更新日:2019年4月11日
平成31年4月9日、市原市と国立大学法人千葉大学は、地域社会の発展と人材育成を目的として、包括連携協定を締結しました。
左から、林教育長(市原市)、小出市長(市原市)、徳久千葉大学長、山田理事(千葉大学)
経緯
市原市と千葉大学は、これまでも総合計画、総合戦略策定や各種審議会などについて協力しているところですが、人々の価値観や生活が多様化する現代社会では、複雑に絡み合った課題に対し、行政だけでは解決が困難な状況となっています。
そこで、千葉大学の高度な専門的知見と本市のポテンシャルを活かし、地域社会の発展に向けて広い分野で協力して取り組むため、包括的な連携協定を締結しました。
包括協定の内容
目的
両者が包括的な連携のもとに、広範な分野で相互に人的資源等を活用し、地域社会の発展と人材の育成に寄与すること
連携協力事項
- 千葉大学の地域貢献に関すること
- 市原市の施策の推進や地域の課題解決のための知的資源、人的資源及び物的資源の活用に関すること
- 人材育成に関すること
- その他、連携の目的を達成するために必要な事項に関すること
具体的な連携事業(現時点で予定しているもの)
農業センター活性化事業(先進栽培技術実証実験)
- 本市農業センターの「農業振興の拠点」機能の強化として、本市の特産品であるイチジクについて、千葉大学の先端栽培技術を農業センターで実証実験し、生産者への情報発信・新技術普及を図ります。
人口維持に向けた若者回帰戦略研究事業(人口動向分析等)
- 若者世代の人口減少を抑制し、周辺圏域一帯の発展へとつなげていくため、千葉大学、君津市との共同研究を軸に、人口動向を分析するとともに、政策課題を整理します。
- 専門機関による精緻な研究に、学生、地域おこし協力隊、若手起業家などによるフィールドワークや地域活動などの取り組みを交え、その成果を総合計画見直しや次期まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定と実践に活用します。
市原市庁舎の将来的な整備方針策定(ワークショップの運営支援)
- 本市の庁舎の耐震・老朽化対策について、整備手法の方向性を決定するにあたり、市民との課題共有、対話を通じて取り組むためにワークショップを開催します。
- その際に、中立的な立場での公平公正な運営と専門的な知見が必要であることから、千葉大学と連携し、大学教授や学生による運営支援を受けて実施します。
いちはら歴史のミュージアム事業(3D技術による「触れる展示」の検討)
- 文化財の保存と歴史的造形資源としての活用に向け、3Dスキャナ等を利用した「触れる展示物」の制作や「ミュージアムグッズ」への展開について、大学教授や学生と共に検討します。
一般介護予防事業評価事業(JAGESプロジェクト参加)
- 日本老年学的評価研究(JAGES)プロジェクトの中核的機能を果たしている千葉大学と連携し、次期介護保険事業計画の策定に向けた調査、分析を行います。
- 介護保険サービスに関する日常生活圏域ごとのニーズ調査や、住民主体の通いの場等の一般介護予防事業の効果検証を行い、その評価分析を次期介護保険事業計画に反映します。
