新しい感覚を味わう美術館
更新日:2019年4月1日
市原湖畔美術館
圏央道市原鶴舞インターチェンジから車で5分。自然環境に恵まれた高滝湖の湖畔に市原湖畔美術館は佇みます。2013年にリニューアルされたこの美術館は、現代アートを中心としたユニークな展覧会のほか、多様なワークショップやイベント、芝生広場を生かしたプログラムを行っています。
地域の文化拠点である美術館
遊び心あふれる展示作品の数々
美術館に入るとまず目に入るのは、丸い実をつけた木のようなオブジェ。これは「Heigh-Ho」(KOSUGE1-16/2013)という作品。呼吸する美術館をイメージし、肺胞を逆さまにしたような木の前で、行き交う皆さんとアーティストの作品が「モヤモヤ(二酸化炭素)」と「スッキリ(酸素)」を交換します。
さらに、屋上に抜ける通路には、チューブが林立。全部で約700本設置され、左へ、右へ、上へ、下へ。もつれた雑草をかき分けるように歩きすすみながら、建築に触れ、建築の外に広がる環境を楽しめるようになっています。
他にも、美術館の監視員として派遣されたおもちゃの兵隊も美術館の中に配置され、来訪者を見守るなど。さまざまな場所に作品が展示されています。
「Heigh-Ho」(KOSUGE1-16)
「MUSEUMU-STAIRS / ROOD OF NEEDLES & PINS」(アコンチ・スタジオ)
「Toy Soldier」(KOSUGE1-16)
年4回の企画展示
約2カ月ごとに現代アートを中心とした新たな企画展を展示しています。過去には、ポルトガルの国民的作家であるジョゼ・デ・ギマランイスやカールステン・ニコライなど、世界的にも有名なアーティストが個展を開催。企画展の開催中には、子どもから大人まで楽しめるワークショップイベントを開催し、さまざまな体験ができます。
カールステン・ニコライの展示
そとのあそび展
ラップ・ミュージアム展のイベント
版画家 深沢幸雄の常設展
戦後の日本を代表する銅版画家である深沢幸雄さんは、市原市にアトリエを構え、晩年まで制作活動に没頭しました。市原湖畔美術館は、450点を超える深沢作品を所蔵する国内有数の美術館です。市収蔵作品の中から、年に4回の展示の入れ替えを行い、常設展示。実際に深沢さんが開発・使用していた自動目立て機「チンタラ一世」も展示しています。
市原が誇る銅版画家・深沢幸雄の展示
チンタラ一世
近隣には湖を堪能できる数々の施設
隣接するイタリアンレストラン「Pizzeria BOSSO」では、湖に面した素敵なロケーションで食事を楽しめます。また、美術館の目の前に広がる芝生広場はピクニックにぴったり。レストランでテイクアウトしたピザやジェラートを楽しむのもおすすめです。さらに、作品の1つである展望塔からは、高滝湖を一望できます。高滝湖では、通年でスワンボートを楽しめるほか、10月下旬から3月末まではワカサギ釣りも楽しめます。
PIZZERIA BOSSO
施設情報
開館時間
平日 | 午前10時から午後5時 |
---|---|
土曜・祝前日 | 午前9時30分から午後7時 |
日曜・祝日 | 午前9時30分から午後6時 |
最終入館は開館の30分前まで
休館日
月曜日と年末年始(月曜日が祝日の場合は、翌平日が休館日)
料金
企画展により異なるため、市原湖畔美術館ウェブサイトをご覧ください。
なお、中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方とその介助者(1名)は無料です。
場所
千葉県市原市不入75-1
公式ウェブサイト
電話番号
0436-98-1525
注意事項
こちらに掲載している情報は、平成31年3月15日現在の情報です。
最新の情報は、公式ウェブサイトをご覧いただくか、電話でお問い合わせください。