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ホーム > 市の情報 > 市原市基本構想

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更新日:2012年3月12日

市原市基本構想 【平成16年12月14日議決】

1.基本理念

私たちのめざすまちづくりの最大の目標は、豊かな暮らしを実現することのできる社会を築きあげることであり、いつまでも快適で住み続けることのできるまちの実現であります。

21世紀をむかえた今、地方分権への取り組みを契機として、それぞれの地域が個性と創造性にあふれた将来展望を明確に示しながら、住みたいまち、住んでよかったと思うまちづくりを進めていくことが必要となっています。

これまで「心の豊かさ」、「地域の豊かさ」、「経済の豊かさ」を基本としてまちづくりを進めてきたことを踏まえ、その実現はもとより、21世紀初頭のまちづくりの方向性として、本市の貴重な財産を活用し、市民(地域住民、ボランティア団体、NPO、事業者等)と行政の協働による新しいふるさとづくりを進めていくこととします。

そこで、誰もが生涯をとおして幸せを実感できる社会環境に支えられたやすらぎのあるふるさと、活気あるまちをめざし、まちづくりの基本理念として、「やすらぎと活力」を掲げます。

 

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2.将来の姿

1)都市像
「ともに輝く元気なふるさといちはら」
本市には、豊かな自然や歴史という、先人から受け継いできたふるさとの原風景と多様性に富んだ産業など、たくさんのかけがえのない財産があります。
これらを資源として、その保全・活用を図るとともに、ますます進行する少子高齢社会の中で、賑わいや地域経済の活性化を進めるためには、みんながパートナーとして力を合わせ、新たな魅力を創出することが大切です。
この魅力は、さまざまな価値観を持っている市民の交流をはじめ、豊かな自然や多様な産業など、多くの個性に支えられ、育まれていくものです。
このことは、市民としての誇りと愛着を実現することにもつながります。
そこで、すべての市民が心から「住んでよかった」、「住み続けたい」と感じ、そして「住みたい」と思えるよう、誇りと愛情と笑顔があふれる新しいふるさとの実現をめざし、「ともに輝く元気なふるさといちはら」を都市像として、まちづくりを進めます。

(2)人口
2015年の人口は30万人を目標とし、本市の都市像の実現に向けて、計画的なまちづくりを進めます。

(3)グランドデザイン(土地利用・都市空間構造)
過去から積み重ねてきたまちづくりは、一歩一歩着実に市民サービスの向上につながってきました。また、市民の暮らしもそれぞれの地域の長い歴史や文化の中で育まれ、そして確実に息づいています。
この足跡を基礎に、将来へのさらなる発展をめざして、30万人のまちづくりの視点に立ったグランドデザインを次のとおり定めます。

【都市交流核】
多様な都市機能が集積し、市民活動や都市活動の拠点になっている五井駅周辺地区から市役所を中心とした国分寺台および文化の森周辺地区を「都市交流核」とします。
このエリアは、将来にわたって商業・業務機能と交流機能の充実を図り、名実ともに本市の玄関口として、市内のみならず周辺都市に対して情報、交流の発信力、求心力を高めていくための施策を展開します。

【地域核】
駅などを利用しての通勤、通学、また周辺に集積している商店街での買い物など、利便性の高い日常生活の拠点となっている八幡宿駅周辺地区、姉ヶ崎駅周辺地区、上総牛久駅周辺地区、辰巳台地区およびちはら台地区を「地域核」とします。
このエリアは、市民が日常の暮らしに最も身近に係わりのある地域であり、周辺地域との交流や長い歴史と文化が培われてきた場所でもあることから、都市基盤整備とさらなる商業・交流機能の充実を図ります。
また、都市交流核との機能分担や連携を図り、市域全体の発展をめざします。

【都市活動軸】
都市の活力は、住んでいる地域内をはじめ、地域間の交流がどれだけ活発に行われているか、また、都市交流核と地域核とのネットワークが効果的に連携しているかにかかっています。
このため、人・物の流れを十分に踏まえるとともに、新たなコミュニティの形成にもつながり、また、都市交流核と地域核の活性化、地域核間のバランス、さらには周辺都市との多様な連携の創出にも配慮した都市活動軸のネットワーク化を進めます。

【水と緑のやすらぎ軸】
都市の活力は、水辺や緑のやすらぎ空間に支えられてこそ、その力を大きくすることができます。この空間は、いつの時代においても常に日常生活と深く係わりを持ち、そしてふるさとへの思いを募らせる風景です。
水や緑については、市民の愛着心がますます強くなっており、活力あるまちづくり、魅力あるまちづくりには欠くことのできない大きな要素となっています。
そこで、この水や緑の連続している空間が、私たちの暮らしに与えるはたらきを再認識し、やすらぎ軸として積極的に保全・活用そして創出に努めます。

【ゾーンの特性と発展方向】
各ゾーンには、それぞれ特性があります。この特性を活かしたまちづくりの発展方向を示すとともに、都市活動軸、水と緑のやすらぎ軸との連携を図り、さまざまな交流を推進します。
さらに、その特性に応じた計画的な施設配置を進めます。

東部(学術交流)ゾーン
東部ゾーンは、臨海部に新産業への転換ポテンシャルのある企業群が立地し、ちはら台や潤井戸地区は研究・開発拠点としての期待が高まっています。このため、研究機関等の誘導を引き続き推進します。
一方、村田川などの水辺環境や丘陵部の自然など、豊かな水と緑にも恵まれ、さらには、大学も位置することから、それらを活かした多彩な交流の展開を図ります。

西部(産業交流)ゾーン
西部ゾーンは、臨海部に石油化学コンビナート群が立地し、本市の産業を支える重要な役割を担っています。
さらに、都市活動の中心として、諸機能を有し、広域交流拠点である東関東自動車道館山線の各インターチェンジも位置することから、さらなる情報・産業・業務機能の発展に期待が高まっています。
特に、五井駅周辺地区では、中心市街地として商業活動をはじめとした活性化への取り組みに加え、広域交流地域として、より一層の商業・業務施設等の集積を図り、賑わいと交流の拠点として、新たな整備を進めます。
また、やすらぎ空間である養老川等の自然を活用した施策を推進します。

中部(田園交流)ゾーン
中部ゾーンは、本市のほぼ中央に位置しており、肥沃な土地を活用した稲作をはじめとする農業において、その経営の高度化を進める拠点として期待が高まっています。そこで、農業の持続的発展を期するため、基盤整備を推進するとともに、安心・安全な農産物の供給・消費システム確立の中心的な役割をめざします。
また、南北に貫流する養老川の中流域に位置することから、自然を活かした市民・地域間交流の展開を図ります。

南部(観光交流)ゾーン
南部ゾーンは、養老渓谷、大福山などの豊かな自然に恵まれ、本市の大切な財産となっています。この豊かな自然を求め、数多くの人々が訪れるなど、自然派指向のレジャースポットとしてますます期待が高まっています。
また、東京湾横断道路と結ばれる首都圏中央連絡自動車道のインターチェンジが整備されることにより、首都圏からのレジャーの玄関口として、より一層のポテンシャルが高まりつつあることから、自然の保全と活用により広域的な交流の展開を図ります。

(4)まちづくりの基本的方向
□ともに支えあうまち~助けあう地域社会をめざして~
少子高齢社会の急速な進行とともに、人のつながりがますます希薄化しています。こうしたことは、地域の活力低下につながります。
このため、市民相互のつながりを創り、助けあい、支えあいにより住み慣れた地域で安心し、自立して生活することができる社会を築くため、新たな相互扶助の仕組みに支えられた活動を高める施策を展開します。
また、地域に密着した保健医療サービスの充実を図り、健康の増進から疾病の予防、治療、機能回復訓練など一貫した体制の実現をめざします。

□ともに育むまち~温かい心と未来を託す人づくりをめざして~
次代を担う子供たちは社会の宝です。子供たちが社会に適応していくためには、地域や社会全体で育んでいくことが大切です。
このため、子育てのしやすい環境づくりなど子育て支援の施策を展開するとともに、人やふるさとを思いやる心を育て、一人ひとりが輝く教育を推進していきます。
また、長寿化や高齢化などを背景に、生涯にわたり誰でも学習、スポーツなどに参加でき、歴史や文化にふれることのできる環境づくりを進めるなど、あらゆる機会・場を有効に活用します。

□ともに培うまち~人と自然が調和したまちをめざして~
恵まれた自然環境の一層の保全とあわせ、損なわれた自然の回復なども進めていくことが重要です。
このため、心にゆとりを与える身近な里山や緑地、水辺空間の創出など、地域特性に応じ、愛着を高める施策の展開を進めます。
環境への負荷の少ない社会経済行動や循環を基調とした社会の形成など、市民と行政の連携強化をとおして、環境との調和をめざしたまちづくりを推進します。

□ともに創造するまち~個性あふれる安全なまちをめざして~
安全で安心なまちづくりには、良好な地域社会の形成が重要です。このため、地域における防災・防犯活動などをはじめ、バリアフリー、ユニバーサルデザインといった視点によりまちづくりを進めるとともに、暮らしに密着し地域特性に応じた住環境や都市景観の形成を進めます。
公共交通機関については、高齢社会、環境重視の観点から、既存鉄道の有効利用、バス交通の活性化等に向けた施策を展開します。
また、広大な市域を有する本市の交通網については、活力ある地域づくりを支えるために道路ネットワーク化を図ります。さらに、広域幹線道路網については、平成7年に開通した東関東自動車道館山線や、現在整備が進められている首都圏中央連絡自動車道など、本市発展のけん引力の一つとして期待されることから、こうした地域の特性や資源を活かしたまちづくりを推進します。

□ともに成長するまち~豊かさと活力のあるまちをめざして~
賑わいのあるまちを支える基盤として、産業は重要な役割を担い、将来にわたって本市発展の原動力です。
農林業は、生産品のブランド化や地産地消(「地域で産出したものを、その地域で消費する」の意)を推進するとともに、首都圏の重要な食糧生産基地としての機能の向上や安心・安全な食料供給に向けた施策を展開します。
工業は、臨海部の機能強化に向けた施策を展開するとともに、就業の場の確保とあわせ、新エネルギーなどをはじめとした新たな産業の立地をめざします。
商業は、都市としての利便性・快適性を高めるための商業環境の整備を進めるとともに、商業基盤の底上げを図る施策を展開します。
また、地域の特性や資源を活かし、都市交流核である五井駅周辺や整備が進む首都圏中央連絡自動車道の(仮称)市原南インターチェンジ周辺や高滝湖周辺などを中心に、賑わい・交流をテーマに、交流人口の増加をめざします。

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3.まちづくりの戦略

元気なまちづくりに向けた多種多様な取り組みを着実に、効率的かつ効果的に推進するには、行政自らがスリム化、合理化等の行財政改革を進めていくことが必要です。加えて市民と行政が相互の理解と対等関係のもとで、それぞれの役割を担いながら、責任を持ち、協働して取り組むことが重要です。
特に、市民参画は、市民と行政がともに学び、成長していく場であり、また、成熟した市民社会を築いていくことにもなることから、地域力の創生にもつながります。
行政は、市民にサービスを提供し、市民は顧客としてそれを待っているのではなく、市民自らが力を合わせてさまざまな地域の課題を発掘し、それを解決していく主体であることが求められています。
そこで、「ともに輝く元気なふるさといちはら」の実現のため、協働の取り組みによるまちづくりが、円滑かつ効果的に推進できるよう、その戦略を次のとおり掲げます。

【情報共有化の推進】
まちづくりは、単一の主体や限られた地域だけで行えるものとは限りません。時にはさまざまな主体が連携して進めることもあります。このため、各主体が容易に情報を収集でき、そして発信できるシステムを整え、情報ネットワークの形成のもと、それを共有できる環境整備を図ります。
また、この前提として、行政の情報公開を一層積極的に進めます。

【パートナーシップの確立】
市民の力や地域の力をまちづくりに活かしていくためには、市民と行政がそれぞれ対等関係の中で持てる力に見合う役割と責任を認識して、協働して取り組んでいくことが大切です。このため、市民と行政が力を合わせて協働のためのルールづくりを進めます。
また、相互の連携を円滑にするため、中間支援組織など、新しい仕組みづくりをめざします。

【政策評価への市民参画の推進】
本市がめざそうとする基本的な政策の方向を明らかにし、その実現方向や現在の水準を示すため、ベンチマーク(「水準点・基準・尺度」の意)を使い、政策、施策の目標を客観的な指標として示します。また、実績の評価にあたっては、市民の視点に立って客観的かつ適切に行われるよう、市民の参画による評価システムを整備します。


PDF版は下記のとおりです。

市原市基本構想(PDFファイル:35KB)

 

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